明石市講演会・相談会レポート

                                                                                                                     

                               担当=佐伯操(明石)

 2018714日(土)14時からウィズあかし7階会議室(アスピア明石北館)で講演会・相談会を開催しました。

 

 災害とまでいわれた雨が上がり、暑さが増す中、3名(親子1組)の参加者と新人行政書士のオブザーバー2名が参加し、8名のNPO会員が個別相談などに当たりました。今回の開催では、新聞社への開催案内記事の掲載依頼を行い、神戸新聞の掲載をいただき、事前に問い合わせもありました。加えて、会員によるチラシの配布も行いました。

 

 講演会の講師は暮末春夫理事長、前半の1時間は相続に関する講演でした。法定相続では配偶者と子、配偶者と兄弟姉妹など相続分について事例を交えた説明があり、遺言による相続では、すべてを妻に、とした場合でも遺留分という制度があること、相続資格の剥奪における欠格と廃除の違い、生前に贈与、または遺贈を受けた特別受益者、生計を同じくしていた者で相続人でない場合、相続財産の分与を請求できる特別縁故者等のお話がありました。

 

 後半の1時間は遺言と成年後見制度に関する講演でした。遺言の形式として自筆証書遺言、公正証書遺言、秘密証書遺言の違いの説明をし、特に確実性の高い方式としての公正証書遺言の費用や作成した後の利便性など、資料を加えてのお話がありました。

 

 

  3名の参加者の方は講演を熱心に傾聴し、聞き慣れない言葉にはメモを取られ、その後の相談会でも自身の不安を解消しようとメモを元に質問をされました。私どもNPO会員も内容を整理しながら質問に答え、充実した内容となりました。